天井高が高い場所では特に、エレベーターの三方枠の上部のデザインは、壁仕上げに、少し変化をつけた方が良いと思います。天井高さが、高ければ高いほど、無機質な空間になりがちな為、見た目に変化をつけ(仕上げ方法を変える、色を変える等)、照明で照らすのをお勧めします。
◆目次
- 気づき
- 良い事例1(パネル一体仕上げ)
- 良い事例2(クロス貼り)
- 良い事例3(石貼り)
- まとめ
◆気づき
中期模以上の商業施設、ホテル、事務所等は配慮されていることが多いけど、小規模の商業施設や事務所、物流施設は配慮されていないことが多いと思う。
◆良い事例1(パネル一体仕上げ)
下記の事例のように、3方枠を天井まで伸ばし、一体のデザインにする方法。
◆良い事例2(クロス貼り)
下記の事例のように、3方枠上部が「間延びする空間」である為、仕上げに変化をつける方法。クロスの色を変え、貼り分けている事例です。
◆良い事例3(石貼り)
下記の写真は、石を貼っている壁で、石の表面処理方法を変えたものを、3方枠上部に設置している事例です。同じ石貼りですが、表面処理の方法が違うため、変化が付き、間延びした雰囲気にはなっていないですね。
◆まとめ
エレベーターの三方枠の上部が間延びしていないか確認し、クロスの仕上げを変えるだけでも変化が付き、違和感がなくなると思います。事業予算があれば、拘りのデザインが可能ですが、コストをかけすぎず、ちょっとした工夫を取り入れることが必要だと、考えました。
<勘所> エレベーター三方枠の上部もデザインする。方法は下記3つ。 ①3方枠と「一体のパネル」仕上げとする ②壁仕上げの「色」を変える ③壁仕上げの、「表面処理」方法を変える
以上です。また投稿します。
KC