階数表示等の「サイン用の照明」を当て方の配慮について

天井プロット図で、ダウンライトの配置を検討している際、ダウンライトを綺麗に並べようと思うが為、ダウンライトが均等となる間隔や、ラインを揃える事ばかり考えがちですが、サインの位置には、サインを照らす用の照明を設置することをお勧めします。本日は、その理由を説明します。

◆目次

  • 気づき
  • 事例1
  • 事例2
  • 良い事例
  • まとめ

◆気づき

ダウンライトの配置は、施工前に必ず確認していると思います。しかし、図面上の「綺麗さ」を求めるがあまり、出来上がった姿をあまりイメージ出来ていない事が多々あります。その一例として、エレベータ横のフロアサインに当たる照明の事例を紹介します。

◆事例1

下の写真は、ユニバーサルダウンライトで、サインを当てようと狙ったが、首振りの角度の限界を迎え、正しく照射できなかった事例です。ダウンライトを廊下の中心に配置しようと考えてしまうため、このような状況になりやすいと思います。

◆事例2

下の写真も同様に、他のダウンライトの並びに合わせ、照明を設置し、サインを当てようと狙ったが、首振りの角度の限界を迎え、正しく照射できなかった事例です。

◆良い事例

サインに光を当てようと設置する照明は、専用のダウンライトを設けるのが良いと考えます。

また、他の並びから外れてでも、グレアレスダウンライトを使用すれば、照明の並びに合っていなくても、気にならないので、お勧めです。

◆まとめ

サインの位置には、サインを照らす用の「専用の照明」を設置することをお勧めします。

<勘所>
・サインを照らすためには、「専用の照明」を設置する
・天井伏せ図のプロット配置は気にしない
 (グレアレスダウンライトにすれば、利用者は気にならない。)

以上です。また投稿します。

KC

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