屋内消火栓は、ある一定の規模以上の建物になると、消防法上、設置を義務づけられています。しかし、消火栓であっても、意匠に配慮しないと、大変なことになってしまいます。そこで、今回は、屋内消火栓の意匠性の配慮について、紹介します。
◆目次
- 気づき
- 事例1(指定色塗装)
- 事例2(指定色塗装)
- 事例3(特注品)
- まとめ
◆気づき
事務所の廊下で、白い壁に対し、クリーム色の屋内消火栓が設置されていることがありました。コスト削減の為と言えば、それまでなのですが、どんな建物でも、デザインに拘って作っている為、消火栓の色も配慮してあげる必要があると考えます。
◆事例1
下記の写真は、白色に塗った事例です。消火栓の仕上げを「指定色塗装」で注文すれば、好きな色に塗ることが可能です。まずは、「指定色塗装」は必須かと思います。
◆事例2
グレーの色に塗った事例です。デザインを考えて、グレートしているものの、消火栓は目立たせる必要はないと考えますので、やはり、個人的な意見としては、壁と同色をお勧めします。
◆事例3
下記の事例は、壁の仕上げに合わせた消火栓を設置したパターンです。柱型に仕上げとしてタイルを貼っており、そのタイルを消火栓BOXにも貼り付けたものです。ここまで配慮すれば完璧ですが、通常の消火栓の2倍程度のコストがかかる為、お財布と相談してください。
◆まとめ
消火栓の意匠配慮についてまとめました。上記で紹介した内容以外にも、消火栓の枠がフラットバー(銀色の枠の見付が細いもの)タイプもあります。まとめると、消火栓の意匠については、下記の順にグレード設定をするのが良いと考えます。
①標準品 ②指定色塗装品 ③フラットバータイプ+指定色塗装品 ④特注品(建築仕上げを踏襲するタイプ)
以上です、また投稿します。
KC