「ユニットバスの床仕上げ」の配慮について

ホテルのユニットバスでは、非日常を演出するため、洗面所のタイル(ビニルタイルや磁器質タイル)と連続した、「FRPタイル貼り」とするのが良いと思います。以下で、事例と共に紹介します。

◆目次

  • 気づき
  • 事例
  • まとめ

◆気づき

リゾートホテルで、住宅と同じ「FRPの床(グレー)の仕上げとなっていたことがありました。せっかくリゾートホテルに宿泊したのならば、住宅のようなお風呂ではなく、とことん「非日常」を味わって頂きたいと思います。

◆事例

リゾートホテルであれば、ユニットバスは、ビジネスホテル、マンション、戸建て住宅のユニットバスとは違った雰囲気を、演出する必要があると思います。洗面所のタイル(磁気質タイルでも塩ビタイルどちらも含む)と同じ色のタイル(FRPタイル)をユニットバスに仕上げるのがセオリーだと考えます。

下記の写真は、床面と壁面を同じタイルで仕上げていますが、天井は、通常のパネルを貼っています。ユニットバスの仕上げは、床、壁、天井とありますが、まずは「床仕上げ」から配慮し、事業予算があれば、「壁面仕上げ」、「天井仕上げ」もタイル貼りとするなど、グレードを上げていくのが良いかと思います。

◆まとめ

ホテルの空間を作るときは、まずは「非日常」を演出することを考えるべきかと思います。

そして、配慮すべきポイントは下記のとおりです。

<勘所>
・リゾートホテルは非日常を演出するため、ユニットバスの仕上げはタイル貼りとする。
・仕上げの優先順位は、「床→壁→天井」の順に、コストを掛ける。

以上です。また投稿いたします。

KC

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